投げ銭がもたらす試練の場

近年はますます身近になってきた投げ銭。投げ銭と聞くと、売上が確定していない分、商売とは言えない観点もあるが、チャージバックとの違いを比較してみる。投げ銭採用は多くの場合、小規模なカフェやバーでよくあるので設定としてそのあたりの規模にする。

<設定>

□チャージ金額 ¥2,000

□チャージバック率 50%

□動員数 20名

この場合、¥2,000×20×0.5=¥20,000となり、20名が来場した時点で売上が確定できる。

●投げ銭

同じ条件で、20名が来場し、投げ銭だった場合どうなるだろうか。投げ銭がどのような感覚か、リスナーにリサーチしてみた。

「安く済むからお得」「入れても入れなくても良いけど入れないとさすがにミュージシャンに申し訳ない」「いつもはチャージのライブ代金でしか貢献できないので、投げ銭だといつもより多く支払えて支援しやすい」「良かったライブは入れるがつまんないライブだと入れたくない」

と、いうことで、良くも悪くもリスナー次第という感覚か。そこで、金額はいくらぐらい入れるのかを聞いてみた。

「いつものチャージ金額ぐらいは入れる」「キリいい千円1枚」「初めは千円1枚とりあえず入れるが、楽しくなってきたら何枚か入れてしまう」

と、いうことで、やはりチャージ金額の値段が基準になっているようだ。ここで私が注目した点は以下。

*ひとまず千円は入れる人が多い

*つまらないライブなら入れない

良いライブをやっていれば千円は入れる、のであれば、先にあったチャージバックシステムと同じバック率ということになる。さらにここから、楽しくなってきた人がいたり、支援したいと思う人がいたりすればチャージバックシステムよりも多くの収益がある可能性もあるのだ。そして、”つまらないライブなら入れない”という、厳しいハードルもあるが、ある意味ではバンドにとって試練の一つとも取れるのでそれはそれで良いのではないか。


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