単に風邪や乾燥などで声枯れが起こっている場合とは違い、今回は以下の理由で声を出すのが辛い、音程コントロール(声帯ストレッチができてない状態)がうまくできない方への応急処置方法。
<原因>
*歌ったあと声が潰れてファルセットが出ない。
*打ち上げで飲んで騒いで翌日起きたら声が枯れていた(話しすぎた)
*ツアー続きの疲れ、声帯の使いすぎで声が出ない。
これらの共通の感覚として、高い音を出そうとするとググッと喉が重くなり、柔軟に出ないうえ、ファルセットを出そうとしても声帯に引っかからずスカスカする。また、一定の声量を出すためにいつもより息の量が必要。
<応急処置>
1.とにかく冷やす。氷などではなく、冷湿布か濡れタオルなどを喉に充てて長時間なるべく冷やす。なるべく声を出さない。
2.冷やしたあとは、うがいをしながら低音から高音を行ったり来たり声を出す。ゆっくりとなるべく少ない息の量で声帯ストレッチをする。
3.声帯に近い場所の筋肉からストレッチ。首、肩、腰、ふくらはぎ。伸ばす時は息を吐き、縮める時は吸う。
4.本番30分〜40分前に響声破笛丸料を飲む。
<その後の対策>
基本的には声帯が筋肉痛を起こしたら約3〜4日は筋肉痛のままだ。もとには戻らないので諦めよう。なるべく声を出さず、よく寝てやり過ごす。